コロナ前後で看護師の生活もがらりと変化【いまだに飲み会も旅行も行けないって本当?】

nanaco
総合病院で働く看護師
新卒から10年以上、転職なしで総合病院に勤務するアラサー看護師のnanacoと申します。

看護師としての経験からぶっちゃけた仕事のリアル
モラハラ元夫との最低な結婚生活から脱却
現在の夫と仲良く過ごせるようにしている工夫

そんな筆者の経験をもとに皆様のために少しでもなるような記事を書いていきたいと思っております。

2020年から流行し始めたコロナですが、現在は規制などが解除され、コロナも5類感染症へ移行しました。

町にはマスクもしていない人が増え、旅行へ行く人が多く見られるようになり、コロナ前に近い生活が戻りつつあるといえます。

では、病院で働く看護師はコロナ前と同様の生活を送っているのでしょうか?

看護学生

私は看護師になったら旅行に行けないか心配です。

そこで今回は病院で働く筆者が、コロナ後の看護師の生活について解説していきます。

目次

コロナの前後での変化

今回のテーマ
  • 黙食
  • 体調チェック
  • 体温測定
  • アルコール消毒
  • マスク着用
  • ワクチン接種
  • 旅行
  • 研修・会議
  • 感染対応

コロナ前後で看護師の働き方などに大きな変化があった項目について解説していきます。

黙食

コロナが流行し、世間でもよく聞くようになったのが、この黙食ですよね。

外食でも人と人の間にパーテーションを設置しているお店が多く見られました。

看護師ももちろん黙食の徹底をしていました。

また、人との間隔を1メートル以上あけたり、パーテーションを活用したり、また、休憩時間をずらし1人1部屋で休憩を取るように病院側から指導がありました。

現在はパーテーションを設けている外食店も少なくなってきましたが、病院ではまだパーテーションを設置し、黙食の徹底がされています。

後輩ナース

休憩時間に先輩とコミュニケーションが取れないので、なかなか距離が縮まりません。

先輩ナース

もし一人がコロナに感染していた場合、一緒に食事をしたスタッフ全員がコロナ検査の対象となってしまうので、仕方ないことも分かっています。

体調チェック

コロナが流行してから導入されたシステムですが、出勤日は毎日、体温や体の症状などを紙に記入して、リーダーに報告する決まりができました。

コロナの危機感の弱い新人さんや看護助手さんの中には

後輩ナース

ちょっと喉が痛いけど、働けるから大丈夫。

と、出勤してしまい、のちにコロナが陽性であることが発覚してしまうケースを防ぐためです。

ちなみに、この体調チェックは現在も継続しており、出勤ごとに体調について報告をしています。

nanaco

患者さんは重症化リスクがとても高いので、大切なことですね。

体温測定

コロナがはやり、各お店には入場場所に必ずといっていいほど、体温測定器が設置されていたと思います。

筆者の病院でも、出勤前に体温測定を行う決まりができました。

病院では、現在も外来や面会に来る方、職員は病院に入る前に体温の測定をするように決められています。

nanaco

熱があればもちろん看護師は働くことができません。

アルコール消毒

アルコール消毒はコロナに有用性があることがわかり、マスクと同様に薬局などから一気に消えましたよね。

病院内でのアルコール消毒については、コロナ前から日常的に使用しており、コロナが流行したからといって、アルコール消毒をしているわけではありません。

標準予防策といって、患者さんから患者さんへ看護師が行き来するときに感染を広めないように、もともとアルコール消毒を適切なタイミングで行うようにしています。

先輩ナース

看護師は手がヌメヌメになるくらいアルコール消毒を頻回にしています。

nanaco

これからの時期は手荒れしやすいので、ハンドクリームが必須ですね。

マスク着用

コロナが流行し、マスクの着用が義務付けられ、町中でも全員マスクをしていたと思います。

しかし、現在はマスクの着用は個人の判断に任されるようになり、マスクをしていない人も多くなりました。

病院では、マスクの着用はもちろん継続しています。

また、コロナの疑いが強い患者さんやコロナが広がりやすい検査などを行うときは、空気感染も予防できるN95マスク(簡単に言えば強力なマスク)を着用して患者さんに接しています。

後輩ナース

N95マスクをすると息苦しいので私は苦手です。

先輩ナース

メイクも髪形も崩れるし、マスクをつけるのも一苦労なので私も苦手です。

ちなみに、プライベートではマスクの着用は義務付けられていませんが、8割程度のスタッフはプライベートでも引き続きマスクを着用しています。

ワクチン接種

ワクチン接種については、コロナ用のワクチンも開発され、医療従事者は一般の方より優先的にワクチンの接種を行ってきました。

筆者の病院ではコロナが流行していたときは、特に接種の希望も聞かれずにワクチンの接種日が決まっていたり、半ば強制で注射を打っていました。

現在はしっかりとワクチンの接種の希望を聴取され、約3〜4割程度のスタッフがワクチンを接種しています。

nanaco

筆者は副作用がひどいので接種を希望していません。

後輩ナース

わたしは少しでもコロナにかかるリスクを減らしたいので接種しています。

旅行

旅行については、コロナがはやり始めたときは都道府県をまたいでの移動の制限などがありましたね。

筆者の病院でも、旅行は控えるようにと指導がありました。

ですので、ちょっとしたお出かけも、万が一コロナにかかってしまうといけないので、周りにも内緒で旅行に行く人が多かったと思います。

しかし、現在は海外に行ってもよいと許可がおり、自由に旅行をすることが可能になりました。

看護学生

看護師になったら旅行は無理だと思っていたので安心しました。

先輩ナース

今年は何年かぶりに海外旅行に行くことができました。

研修・会議

コロナが流行しZOOMで会議を行ったり、在宅ワークの方も増えたと思います。

病院でも、会議や研修はオンラインやオンデマンドで行うものが増えました。

現在は直接出席する会議もコロナ前と同じくらい増えてきた印象があります。

しかし、残念なことにオンデマンドでの研修がコロナの影響で山のように増え、それが現在も継続されており、筆者たち看護師にとって大きなストレスとなっています。

後輩ナース

オンラインで研修や会議に出席してもお給料が発生しないのでやる気がなくなります。

感染対応

コロナは高齢者や基礎疾患のある方が重症化しやすいため、入院中の患者さんは重症化しやすいと言えます。

ですので、コロナがはやり始めてからは、入院となる患者さんは全員コロナの検査をしてから入院になります。

また、コロナになったばかりだと陽性であっても、検査結果は陰性になってしまうこともあり、肺に影があったり、呼吸状態の悪い患者さんに対しては、万が一コロナ陽性であっても感染を広めないためにも感染対策をとって対応します。

現在はコロナの流行は落ち着いたとはいえ、やはりご高齢の方や基礎疾患のある方が重症化しやすいことには、かわりはありません。

ですので、現在もコロナの患者さん、その疑いのある患者さんに対してはマスクやガウン、帽子、手袋などフルで防護具を使用して関わっています。

nanaco

1回呼ばれるごとに防護具をつけなければいけないので、とても時間がかかります。

まとめ

以上、コロナによる看護師の生活の変化についてでした。

まとめ
  • コロナにより病院のシステム・生活が大きく変わった
  • 病院には重症化しやすい方が多いため医療従事者は引き続き感染対策に努めている
  • 看護師はコロナにかかってはいけないプレッシャーが大きい
  • コロナが流行したことで発生した大変さ・煩わしさが現在も継続しており医療従事者のストレスとなっている

感染を広めないことが大切なのはわかりますが、コロナが流行したことで発生した大変さもあり、早くコロナから医療従事者が開放される日がくることを祈っています。

nanaco
総合病院で働く看護師
読んでくださってありがとうございました。

筆者は新卒から10年以上、転職なしで総合病院に勤務するアラサー看護師のnanacoです。看護師としてバリバリ働きたいというよりは、心健やかに穏やかに過ごしていければいいという考えで働いています。

これまでの看護師としての経験からぶっちゃけた仕事のリアルやモラハラ元夫との最低な結婚生活から脱却、モラハラ夫との辛い結婚生活の経験を活かし、現在の夫と仲良く過ごせるようにしている工夫など、そんな筆者の経験をもとに皆様のために少しでもなるような記事を書いていきたいと思っておりますので、ぜひ他の記事もご覧になっていただけると嬉しいです。
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