看護師の仕事は忙しく、急変があれば長時間の残業は当たり前。
夜勤や不規則な出勤時間に加え、自宅での課題や勉強会など多忙であり、家事を全て一人でこなそうとするのは難しいですよね。
ましてや、家事、仕事に加え、育児も追加されるともうパンクしてしまいます。
そんな看護師をしている方は特に家事の分担が必須だと思いますが、どのように家事を分担したら良いか分からなかったり、一方の家事の負担が多く不満を抱えていませんか?
筆者は夫と同棲を開始したときにしっかりと話し合いを行い、お互いに不満がなく家事を分担することができています。
そこで、この記事では筆者が実際に夫と行った家事の分担方法についてご紹介します。
これから同棲を始めるカップルや新婚さんにおすすめの記事となっています。
家事分担の前にやるべきこと
家事分担をする前にまずはやっておくべきこと、心構えについてご紹介します。
- まずはじめにシフトの共有をしましょう
- 家事分担は同棲や結婚の初期が肝心
- 対等な関係での話し合い
まずはじめにシフトの共有をしましょう
看護師はシフト制で働いていることが多く、一般の職業の方からすると理解が難しい勤務形態となっています。
「この日は夜勤だから、夜勤前の時間は仮眠を取りたい」「この日は夜遅くなるからをご飯の準備をしてほしい」などと心の中で思っていても相手には全く伝わりません。
相手に勤務形態がすぐに分かるようにまずはシフトの共有をしましょう。
シフト共有は家族が見やすいようにカレンダーに記載したり、アプリを活用するとよいです。
ちなみに筆者はナスカレというナース専用のアプリを活用しています。
しかし、勤務形態を共有して終わりではありません。
その勤務が何時から何時までなのか、その際にどのような家事を行ってもらえると助かるのか、どのくらいの時間を休ませてほしいのか具体的に家族に依頼することが大切です。
家事分担は同棲や結婚の初期が肝心
看護師の方は、要領よく膨大な仕事量をこなさねばならず、家事もできる限り一人でこなそうとしてしまうことが多いのではないでしょうか。
しかし、いざ課題や勤務がハードになると家事を手伝ってほしいと感じ、相手への不満がたまっていませんか?
不満があるときに相手に家事を手伝ってほしいと伝えると言い方がきつくなってしまいますよね。
それでは夫婦関係を良好に保つことは不可能です。
心の余裕がある同棲初期や新婚のうちに細かく家事を分担していれば、相手への不満もなく感謝し合える関係を築くことが可能です。
対等な関係での話し合い
筆者の同僚の看護師に話を聞くと、家事は女性の仕事だと思い一人で全てを負担をしている方が多いです。
しかし、現在は昭和ではなく令和の時代。
男女平等、共働きが当たり前の世の中ですので、家事を分担することは何も悪いことではありません。
先程も言いましたが、自分で全て家事を負担をしようとすると、相手への不満がたまっていく一方です。
男性側も家事は女性がやるものと固定概念を持たずに積極的に家事を分担していきましょう。
筆者の経験上、ここで対等に話し合えない人、話し合いから逃げる人は今後の大切な話もしっかり話し合うことはできないと思います、、。
実際の家事分担の流れ
では、実際の家事分担方法について解説していきましょう。
- まずは家事を書き出す
- 次にもっと細かく家事を分割して記載していきましょう
- その家事の労力や頻度を元に0〜10の10段階で点数をつけます
- 点数を元に家事の振り分け
まずは家事を書き出す
紙とペンを準備し、二人がそろって作業を開始します。
そこにやらなければいけない家事の種類を書き出します。
- ごみ出し
- トイレ掃除
- 洗面台掃除
などと記載できたと思います。
次にもっと細かく家事を分割して記載していきましょう
料理と言っても買い出しから調理、食材のストックの確認、夜勤で不在のときの食事準備、皿洗い、お弁当準備など多岐にわたります。
一方が家事を行ったことがない方なら、なおさら家事を実際にイメージできるように明確にすることが大切です。
細かく家事を書き出すことで、どこまでが家事の内容に含まれているのか、お互いどの頻度でその家事をやるべきだと感じているのか明確になることで不満の軽減につながります。
先程の書き出した紙に追加してみると、
- ごみ出し→部屋のごみの回収、週2回のゴミ出し、新しいごみ袋の設置、ごみ袋のストック確認
- トイレ掃除→頻度は週2回、月1回の便座カバー・マットの洗濯、トイレットペーパーや掃除道具のストック確認
- 洗面台掃除→週1回の掃除、洗濯を回す前の1日1回のタオルの交換
などと書いていきます。
大変な作業なので、筆者はこの工程に30分以上使ったと思います。でも最初が肝心なのです!
その家事の労力や頻度を元に0〜10の10段階で点数をつけます
0が全く負担がないとして10に近いほうが労力や頻度の高い家事となります。
ここで重要なことは分担を考える前にお互いが自分の分担になったときのことを考えて平等に評価することです
- ごみ出し→部屋のごみの回収、週2回のごみ出し、新しいごみ袋の設置、ごみ袋のストック確認→
- トイレ掃除→頻度は週2回、月1回の便座カバー・マットの洗濯、トイレットペーパーや掃除道具のストック確認→
- 洗面台掃除→週1回の掃除、洗濯を回す前の1日1回のタオルの交換→
以上のように、話し合って点数を決めます。
点数を元に家事の振り分け
先程、振り分けた点数の合計が近くなるように、得意なこと、不得意なことやこだわりの強さをもとに振り分けを行います。
特に看護師の場合、夜勤などの勤務で朝のゴミ出しができないこともあるため、そのような場合はどうするのかまで検討しましょう。
家事を分担したあと
家事をひととおり分担して終わりではありません。
仕事と同様、新しく実践したことは必ず、振り返りと評価・改善が大切になります。
では分担をしたその後、どのようにしたらよいでしょうか?
- 定期的にテコ入れをする
- 相手に任せた家事には不満は言わない
- 感謝の言葉を忘れない
定期的にテコ入れをする
実際に2週間や1カ月、家事を分担してみてのお互いの感想や、改善したほうがいいことを話し合いましょう。
家事を分担して初めのほうは話し合いを頻回にする必要がありますが、慣れてくるとうまく家事を分担でき連携が取れてきます。
長期的に見ても、働き方の変化や新しく家事育児が追加するなど、生活は常に変化をしていきますので、生活に変化があったタイミングで話し合いの機会を設けましょう。
相手に任せた家事には不満は言わない
これは鉄則です。
相手に任せた部分に口出しはしてはいけません。
不満を言われたり、指摘をされると言われた側の家事へのやる気がなくなり、お互いに不満がたまってしまいます。
どうしても改善してほしいことや不満がある場合はその場で言うのではなく、話し合いのタイミングで提案をしましょう。
感謝の言葉を忘れない
「この家事の分担は相手だから、やって当たり前。」
「むしろここができていないことが気になる。」
そんな考え方では二人の関係はうまく行きません。
家事をしてくれているところを見かけたら、「いつもありがとう」と感謝の言葉を伝えましょう。
お互いに感謝の言葉を述べられる関係ってすてきですね。
まとめ
以上、忙しい看護師の方の特徴を踏まえながら家事の分担方法について解説しました。
- 看護師ならではの勤務形態を伝え、具体的に家族に要望を依頼する。
- 家事分担は初めが肝心。家事の頻度や細かい部分まで初めに話し合いを行う。
- 話し合いは冷静に、かつ、定期的に行う。そして感謝の言葉を忘れない。
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