こんにちは。
筆者のnanacoです。
筆者は妊娠中、ひどいつわりに苦しんでおり、水分や食事も摂れずケトン体が出たこともありました。
本当につわりってつらいし、長いし、早く抜け出したいですよね。
しかし、つわりの劇的な対処法や薬はなく、ただただつらい毎日を乗り越えるしか方法がないのが現実です。
今回は、そんなつらいつわりを乗り越えた筆者のつわり対策や共働き夫婦の支え合いについて解説していきたいと思います。
- 筆者が行ったつわりの対処法と効果
- つわり中、食べることができたもの
- つわり中の仕事の乗り越え方
- 夫婦で支え合ったつわり期間の過ごし方
筆者が行ったつわりの対処法と効果
筆者がつわり中に実際に行っていたつわりの対策について解説していきます。
- ビタミンB6
- 吐き気どめ
- 寝ながら食べたり飲んだりできるようにする
- うがいをこまめにする
- 匂いのしない洗剤などを使う
- 横になって過ごす
ビタミンB6
ビタミンB6はつわりの症状を和らげるという報告があります。
ビタミンB6を多く含む食品にはバナナや鶏胸肉、いりごまなどが挙げられます。
筆者はみかんと豆腐しか食べられない期間が長かったため、食品からビタミンB6を摂取することは難しく、病院で薬として処方をしてもらいました。
ネットではつわりに効果があったという意見もありましたが、残念ながら筆者は効果は実感できませんでした。
つわり中の妊婦さんは藁にもすがる思いで対処法を探していると思うので、人によっては効果が得られるため、一度試してみてもいいかもしてませんね。
吐き気どめ
筆者はつわりのピークにはケトン体がプラス3となり、重症妊娠悪阻と診断されました。
そこで医師に処方されたのが、吐き気どめの【メトクロプラミド(プリンペラン)】でした。
筆者は3週間、この薬を内服しましたが、残念ながら効果を実感できませんでした。
しかし、この薬の副作用として眠気やめまいがあり、筆者も内服開始と同時に強い眠気を感じました。
つわりがつらくどうしても寝てしまいたいときや、夜間に気持ち悪くて変な時間に起きてしまうことを予防したいときに、眠気を感じられるこの薬はとても助かりました。
睡眠薬のような使い方なので、よくないかもしれませんが、不眠が続くと余計につらいので本当に助かりました。
寝ながら食べたり飲んだりできるようにする
つわりは英語でmorning sicknessと呼ばれるほど、朝に症状が重い場合が多いと言われています。
筆者も比較的、空腹となる朝、起き上がるときに気持ち悪くなることが多かったです。
そこで、寝ているベッドの周りには寝たまま水分がとれるようにペットボトルとストローを準備したり、体を起こす前に食べられる小さいおにぎりや果物を置いていました。
また、筆者は吐き気があるときにトイレまで行くこともつらかったので、エチケット袋も枕元に準備していました。
これでつわりが良くなるということはありませんが、、少しでもつらくなく過ごせるように環境を調整することが大切だと感じました。
うがいをこまめにする
つわりがつらいときは歯磨きやお風呂に入る余裕もなく、ただひたすら寝て過ごしている方もいるのではないでしょうか?
筆者もつわりのピーク時はお風呂は3日に1回程度で、歯磨きも1日なんとか1回するのが限界でした。
しかし、妊婦は女性ホルモンの影響で虫歯ができやすいと言われています。
また、妊娠期間中に虫歯や歯周病が進行すると早産や低出生体重児のリスクが高くなってしまいます。
そこで、ベッドに寝たまま口をゆすぐことができるように、洗口液などを準備していました。
口の中が汚れているとさらに吐き気を誘発してしまいますし、嘔吐することで胃酸で歯を溶かしてしまうこともあるため、うがいだけでも行うことが大切です。
赤ちゃんにまで影響があることなので、しっかりと対策したいですね。
においのしない洗剤などを使う
つわりの経験者の方の中にはにおいづわりと呼ばれる、いろいろなにおいに敏感になり、気持ち悪くなる方も多いと思います。
筆者も普段はいいにおいだと感じていたトイレの消臭剤や食器用洗剤、洗濯洗剤などのにおいがだめになり、できる限り無臭のものに変更しました。
ちょっとでも気持ち悪さが悪化する要因を排除するとよいですね。
横になって過ごす
とにかく、筆者はつわりでつらいときは横になって過ごしていました。
移動すると何かのにおいで気持ち悪くなったり、動くことでめまいがして気持ち悪くなったり、起き上がっているよりは寝て過ごしたほうが嘔吐も少なく、楽に過ごすことができました。
この時期は頑張らずに、ひたすら自分の体のことを考えて、少しでも楽に過ごせるようにしましょう。
つわり中、食べることができたもの
つぎにつわり中に筆者が食べられたものを紹介します。
少しでも食べたり飲んだりできるようにいろいろなものに挑戦してみましたので、食べられそうなものがあれば参考にしてみてください。
- みかん、りんご、パイナップルなどのフルーツ
- ウィダーゼリー
- ミニトマト
- 豆腐
- アセロラジュース、炭酸ジュース
- 冷たいおにぎり、焼きおにぎり
- アメ(小梅)
- クリーム玄米ブラン
- 食パン
- ケチャップ系のご飯
つわりのピーク時
筆者はつわりのピーク時には水も受け付けず、1日に10回以上嘔吐し、体重もみるみる落ちていきました。
そんな中、食べられたのはフルーツ全般とウィダーゼリー、ミニトマト、豆腐でした。
これらは、水分含有量が多めなので、水分が摂取できないときによいですし、万が一、吐いても吐きやすいものばかりですので、おすすめです。
ベッドから起き上がらなくても食べられるように、切ったり調理の必要のない、みかんやミニトマト、カットフルーツなどは本当に重宝しました。
筆者は最初はフルーツばかり食べていましたが、肌がボロボロになり、全身の皮膚がおばあちゃんのようにシワシワになってしまい、タンパク質も摂取しないとと思い、ウィダーゼリーや豆腐を食べる努力をしていました。
この頃は吐いても少しは吸収されているだろうと考え食べれるときに少しずつ食べるようにしていました。
まだまだつらいけどピークは超えた時期
この頃はまだ、水やお茶が受け付けなかったので、少しでも水分が取れるようにアセロラジュースや炭酸ジュースを飲んでいました。
また、少しでもカロリーが取れるようにコンビニやスーパーの冷えたおにぎりや比較的すぐに食べられる冷凍焼きおにぎり、クリーム玄米ブランばかり食べていました。
おにぎりも食べられる具が時期によって変化し、筆者の場合はツナマヨ→梅→昆布と変化していきました。
一時期はおにぎりしか食べられず、つわりが終わった今もおにぎりを見ると気持ち悪さを思い出してしまいます。
他にもアメの【小梅】がおいしく感じ、たくさん食べていました。
すこし食べられるようになった時期
この時期はまだ、温かいごはんのにおいが受け付けず、食パンにジャムを塗ってよく食べていました。
また、酸味のあるものが食べられたので、ケチャップ系のナポリタンやオムライスなどを少しずつ食べていました。
マクドナルドのポテトがつわり中に食べられることが多いと聞き、試しましたが、筆者には油っぽく食べることができませんでした。
人によって食べれるものや時期も異なるので、いろいろな食材を試して、少しでも栄養が取れるといいですね。
つわり中の仕事の乗り越え方
筆者は妊娠5週のある日突然つわりが始まり、2時間毎に嘔吐する日々が開始しました。
そんな筆者がどのようにつわりのつらい2.3ヶ月を乗り越えたのか解説します。
- 母性健康管理指導事項連絡カードを書いてもらう
- 業務内容を変更してもらう
- こまめにお菓子などを食べる
- つわりが同じくひどかった先輩に話を聞いてもらう
母性健康管理指導事項連絡カードを書いてもらう
筆者はつわりのピーク時には、1日に何度も嘔吐し、ほとんど食事も水分も摂れず、立っているのもつらくなってしまったため病院を受診しました。
そこで、母性健康管理指導事項連絡カードを医師に書いてもらい職場に提出をしました。
母性健康管理指導事項連絡カードとは、働く妊産婦の方が医師等から通勤緩和や休憩などの指導を受けた場合、その指導内容が事業主の方に的確に伝えられるようにするために利用するものです。
筆者は重症妊娠悪阻と診断され1ヶ月半の休職をもらいました。
休むのは申し訳ない気持ちもありましたが、出勤しても全く働くことができなかったと思うので、活用できてよかったです。
残念だったのは1回の受診で2週間の休職しか記載してもらえず、つわりのつらい中、何度も病院に行かなければいけなかったことと、カードを医師に書いてもらうごとに料金が発生することです。
業務内容を変更してもらう
筆者は1ヶ月半の休職後、以前より食事も食べれるようになったので、仕事に復帰しました。
しかし、1日に3回程度は嘔吐したり、においで気持ち悪くなったり、横にならないとどうにもならないくらい気持ち悪くなってしまうこともまだありました。
そこで、業務内容を上司に相談し変更してもらいました。
具体的には、筆者は看護師なので、まずは働く人数の少ない夜勤をなくしてもらいました。
急に体調が悪くなったときに夜間で人手がいないときでは他のスタッフが困ってしまうためです。
また、患者さんのケアを行うときの石鹸のにおいで嗚咽が止まらなくなったり、かがんだ姿勢で気持ち悪さが増強していたので、できるだけ患者さんの元に行く必要にないリーダー業務に変更などをしてもらいました。
先程の母性健康管理指導事項連絡カードには作業の制限という欄もあり、口頭では対応してもらない場合は医師に相談してカードを提出してもいいかもしれません。
こまめにお菓子などを食べる
筆者は食べつわりがあり、食事から2時間程度経過すると気持ち悪くなってしまう状態でした。
そこで、食事の間に焼きおにぎやおせんべい、みかんなどを食べていました。
また、急に休憩室に戻れないときは、アメをポケットに入れておいて口に含みながらなんとか乗り越えました。
『小梅』というアメに本当に助けられました。
つわりが同じくひどかった先輩に話を聞いてもらう
筆者は仕事中に休んだり、仕事内容を考慮してもらうことに申し訳なさを感じており、肩身が狭い思いをしました。
しかし、同じくつわりのひどかった先輩に話を聞いてもらい、励ましてもらったり、味方になってもらうことで、なんとか精神的にも仕事を継続することができました。
つわりは同じようにつらかった人にしかその気持ちが分からないので、いろいろな先輩にもつわりの体験談を聞いてみてもいいかもしれませんね。
夫婦で支え合ったつわり期間の過ごし方
つわりの時期は夫や親やきょうだいには本当に助けてもらいながら生活をしていました。
特に同棲している夫にはたくさん支えてもらったので、つわり中の過ごし方について解説します。
- つわりのつらさや支え方について勉強してもらう
- 家事全般は夫にお願いする
- においがしないように協力してもらう
- 食べられるのを一緒に探す
- できるだけ早く帰宅してもらい話を聞いてもらう
つわりのつらさや支え方について勉強してもらう
筆者はつわり中はとにかく気持ち悪く1日中横になって過ごしていました。
しかし、つわりの症状は人によって程度が異なりますし、経験をしないとなかなかどういうものなのか理解できません。
そこで大切なのは、まずは夫につわりについての知識をつけてもらうことです。
つわりのつらさを理解してもらうことで、つわり中に家事がなかなかできないことや、精神的にもつらいことなどを把握してもらいましょう。
つわりに対する知識がない夫だと妻が家事や仕事をサボっていると捉えられてしまう可能性もあるので、まずは動画や本などでつわりの勉強をしてもらいましょう。
家事全般は夫にお願いする
筆者はつわり中、とにかく起き上がるだけでもしんどかったですし、冷蔵庫や食材、洗剤などあらゆるにおいで気持ち悪くなってしまい、家事をすることもできませんでした。
そこで、夫につわりの期間中は普段筆者が分担している家事もお願いをしました。
もちろん、夫は仕事をしながらいつもの家事にプラスして負担が増えてしまうため、その間はお互いの両親やきょうだいに買い出しを頼んだり、料理も簡単なもので済ませたりしました。
また、比較的体調のいいときに掃除機がけや布団干しなど、においを気にせず行える家事は積極的に行うようにしました。
夫の負担が増えるので、とにかく申し訳ない気持ちも強かったですが、困ったときはお互い様なので、夫に頼っても仕方ないと思うことにしました。
つわりで本当につらそうだったので、負担が増えることに不満はありませんでした。むしろ、困ったときに一番に頼ってくれて家族としての絆が深まったと思いました。
においがしないように協力してもらう
筆者はつわり中、何のにおいでも気持ち悪くなり吐いてしまっていたので、においがしないようにする協力を夫に依頼しました。
具体的にはにおいのきつい食べ物は避けたり、お米のにおいがしないように筆者が不在時に炊いてもらったり、生ごみもこまめに処理したりしてもらいました。
つわりを経験した人しかどのにおいが気になるかなどは分からないので、その都度、夫にどのにおいを避けてほしいかなど伝えていました。
食べられるのを一緒に探す
つわり中は食べられるものが限られ、時期によっても変化していきます。
しかし、つわり中はスーパーのにおいが無理でなかなか買い物にも行くことができませんでした。
そこで、夫と食べられそうなものを一緒にピックアップしたり、スーパーに夫が行ったときに食べられそうなものを提案してもらったりしました。
少しでも栄養と水分がとれるように夫婦で協力しました。
できるだけ早く帰宅してもらい話を聞いてもらう
つわりは目覚めた瞬間から気持ち悪く、精神的にもとてもつらい期間となります。
そんなときに、夫には体調についてやどういうものが食べられたのか、体調や仕事を休職していることの不安など、とにかくたくさん話を聞いてもらいました。
つわりで1日中、横になっていると本当に精神的に病みそうで、夫が帰って来てくれると少しは気分転換になり、気が紛れてよかったです。
つわりのつらさを共感できるのは夫が唯一の相手だと思うので、たくさん話を聞く時間を作りました。誰かといるときのほうが妻もつわりが楽そうだったので、時間を確保することも夫の大切な役割だと感じました。
まとめ
- つわり中は食べられるのもや症状が人によってことなるので色々な対処法を試す
- つわり中は母性健康管理指導事項連絡カードを利用したり勤務内容を上司と相談して変更してもらう
- 夫もつわりについて知識をつけ、家事を負担したり精神的なフォローを積極的に行う
つわり中はとにかく気持ち悪く、いつ終わるかも分からず精神的にもとてもつらい時期だと思います。
少しでも楽に過ごせるように環境を整えたり、家族の協力をしてもらったり、仕事を休んだりして、このつらい時期をなんとか乗り越えて行きましょう。
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