筆者はモラハラ夫と離婚した経験があります。
モラハラ夫との結婚生活はしんどかった。
そして、惨めでつらくて自分のことが嫌いでした。
そんなつらい毎日から早く脱却すればいいのに。
でも、結婚したからには、そうそう簡単に離婚はできないし、そんな勇気もないですよね。
みんなは幸せそうなのに、モラハラなんて周りにもなかなか相談できないし、、と一人で悩みを抱え込んでいました。
しかし、モラハラ夫と離婚した今、筆者は全く後悔はありません。
それでは、どのような場合、モラハラ夫と離婚しても後悔がないのか筆者の経験をもとに解説していきます!
モラハラ夫とは?
モラハラ夫とはモラルハラスメントを行う夫のことです。
モラルハラスメントとは言葉や態度によって人を不安にさせたり、支配したり、人格や尊厳を傷つけ精神的に相手を追い詰めることです。
モラハラを長期に受け続けると本当にメンタルがやられ、うつ病やPTSD(心的外傷後ストレス障害)に悩むことになってしまいます。
筆者もモラハラ夫と離婚して3年がたちますが、いまだに思い出してつらくなることもあります、、。
モラハラ夫の特徴と行動
モラハラを受けている妻は自分が悪いと責めてしまっていたり、自分たちの夫婦の関係がいびつであることに気付いていなかったりするので、まずはモラハラを行う夫の性格の特徴を見ていきましょう。
- プライドが高い
- 自分の機嫌を自分で取れない、すぐに怒る
- 夫婦間では王様、強いものには頭上がらず
- 経済的・社会的に威圧する
プライドが高い
モラハラ夫はとにかくプライドがエベレスト級に高いのが特徴です。
一見、真面目で堅実な仕事についている人が実は、家庭ではモラハラをしていたなんてことは多々あります。
家庭でのことを知らない両親に「あんないい人と結婚してもらえてよかったね。」と言われていました。
妻に対してモラハラを行うが、世間体は良い人が多いので、妻は周囲に相談しても理解してもらえないことも多々あります。
また、モラハラ夫はプライドの高さから、自分の非を認めず、むしろ相手を否定して攻撃し自分を守ろうとします。
自分の機嫌を自分で取れない、すぐに怒る
モラハラ夫の沸点はとても低いです。
思い通りにならないとすぐに怒ったり、相手をとことん否定したり、ひたすら無視をしてきます。
話し合おうとしても、このような態度を取られてしまうと、どうにもなりません。
ひどい場合、身体的に暴力をふるったり、物に当たったりして、妻のことを恐怖で支配しようとしてきます。
しかし、数日すると突然優しくなることもあります。
夫婦間では王様、強いものには頭上がらず
妻が行うことについては全てにおいて否定的です。
夫婦関係は対等ではなく、上下関係だと思っているため、全て自分が正しいと本気で思っています。
そのため、妻がモラハラ夫に対し意見したり間違えを伝えたりすると、威圧的な態度をとり、不機嫌になります。
反対に妻の価値観や意見は拒否し、論点のずれた反論をし、自分の価値観を押し付けてきます。
妻が失敗しようものなら、水を得た魚のように、とことん責めたててくるためとても恐ろしいかったです。
しかし、自分より権力のある人や上司の言葉については、たとえ偏った意見であっても真に受けるのが特徴です。
経済的・社会的に威圧する
モラハラ夫は生活費を十分にくれず、経済的に追い込み、自分の方が関係性が上だと示してきます。
妻が働くことを快く思わず、妻を経済的に追い込むこともあります。
妻が仕事をしている場合でも、妻との給料などを比較し自分が妻よりも上であることに誇りを持っています。
筆者もモラハラ元夫から「俺の方が年収が高いから言うことを聞くべき」と言われていました。
妻のことは自分の召使いだと思っており、妻の行動を自分の都合のいいようにコントロール・洗脳してきます。
ですので、妻が実家に行くことや友達と合うことに、いい顔をせず、妻を社会的にも孤立させようとします。
モラハラ夫の対処法は?
離婚というワードが頭をよぎりますが、離婚といってもそう簡単にできるものではありません。
離婚する前にまずは、モラハラ夫に対し、妻はどのような対処をすべきでしょうか?
- 第三者とともに話し合いをする
- 周りに相談する
- 社会的なつながりを保つ
- モラハラだと感じたことを記録に残す
- 別居をする
第三者とともに話し合いをする
モラハラ夫との二人きりでの話し合いは不可能です。
話し合いをしようにも、妻の言葉には聞く耳を持たず、立場が下だと思っている妻の言葉に、むしろ腹を立てて否定をしてきます。
モラハラ夫は子どもの頃から男尊女卑の考え方を持っていることが多く、心の底から自分の方が立場が上で、自分のことはすべてが正しいと思っているため、モラハラをしていることに全く気付いていません。
筆者も元夫にモラハラに当てはまる行為だと伝えたことがありますが、寝耳に水といった反応でした。
そこで重要なのは客観的な立場の第三者から意見をもらうことです。
モラハラ夫は妻に対してのみ威圧的な態度を取ることが特徴ですので、両親や信頼できる友人など第三者を仲介させることで、少しは冷静に話し合いをすることが可能です。
周りに相談する
モラハラ夫は、妻のことをコントロール・洗脳しようとするため、妻は悪くないのに、夫がそのような態度を取るのには自分の性格や関わり方に問題があると自分を責めてしまいます。
筆者も無視をされるたびに自分の対応のどこが悪かったのか、自分を責めてしまっていました。
長期に渡るモラハラにより、妻も冷静な判断ができなくなってしまうこともあるため、とにかく妻が周りに相談し、客観的な意見をもらうことが重要です。
しかし、自分がそんなひどい扱いをされていることを周りには相談しにくいものです。
自分のことだと言いにくい場合は友達や会社の同僚の話であると相談したり、精神的にどうしようもなくつらい場合は精神科や心療内科、また、無料相談できる機関を利用することも検討しましょう。
筆者は無料の相談所に電話で相談をしたことがありますが、冷静かつ客観的な意見をもらえたのでおすすめです。
社会的なつながりを保つ
モラハラ夫は妻をコントロールしやすいように、仕事をやめさせようとしたり、友人や家族との関係にいい顔をせず、妻の社会的なつながりを絶とうとしてきます。
夫が不機嫌になるからと、社会的なつながりを断つことはさらにモラハラを加速させる要因となってしまいモラハラ夫の思うつぼです。
社会的なつながりがないと、モラハラ夫にさらに洗脳させれてしまいますし、もしもの場合に気軽に相談したり、頼れるつながりがなくなってしまい社会から孤立し、モラハラ夫から逃げることができなくなっています。
また、仕事をやめさせることで経済的DVに発展したり、離婚しようとしたときに経済的理由でモラハラ夫から自立できなくなってしまうため、仕事は続け経済的に自立している状態を保ちましょう。
大切なキーワードは夫からの自立です!
モラハラだと感じたことを記録に残す
モラハラ夫は普段は優しく機嫌がいいときもあり、もしかしたらモラハラをやめてくれるのではないかと希望を持っている方も多いのではないでしょうか?
今すぐに離婚をしない場合にも、いざとなった離婚しようとしたときに相手の言動や行動の内容が具体的に書かれた日記や録音があると、離婚を有利に進められます。
モラハラは家庭内のことであり、証拠が残りにくいため記録に残すことが大切です。
特に、うつなどになり精神科や診療科に受診した場合や、暴力などでけがをして整形外科に受診した場合は医師に診断書を書いてもらいましょう。
筆者は暴力を受けた際にすぐに整形外科に受診し診断書をもらいました。
また、証拠を残すことは外面のいい夫のモラハラが信じられない両親や友人を味方につける材料にもなります。
そして、いざ離婚したくなったときに、急に優しい言葉をかけてくる夫に心が揺れることもあるかもしれませんが、自分が受けた今までのつらい経験を見返すことで冷静に判断できます。
離婚のめんどくさい手続きや優しくなった元夫を見て、自分が我慢すれば離婚してくて済むのかと多少気持ちが揺らいだこともありますが、日記を見て、やはりつらい日々には戻りたくないと前に進むことができました。
別居をする
長期のモラハラにより、うつ状態になった場合や、洗脳状態で自分ばかりを責め冷静な判断ができないときは、一度、別居をしてモラハラ夫と距離を置くことが大切です。
別居をすることで、モラハラ夫の態度は変化することもありますし、自分自身のゆがんだ考え方に気付くことができます。
離婚すべき場合
早めに離婚をすべき場合について解説します。
- 身体的暴力
- 子どもがいる場合
- とにかく逃げたいと考えている場合
身体的暴力
身体的な暴力をする場合は、医療機関を受診し診断書をもらったり、録音や動画に残して、すぐに離婚に向けて行動しましょう。
筆者は無料の録音アプリで、罵声を浴びせられたり、暴力を振るわれた際はすぐに録音をするようにしていました。
一度暴力を奮った夫は、自分の感情やストレスを優先に考えており、全く妻のことを大切に思っていません。
繰り返し暴力がおこなわれることはほとんどです。
暴力のあと、一時的に反省して優しくなることがありますが、モラハラ夫は妻が暴力も許してくれたと思い、また、何かのきっかけでエスカレートして暴力を奮いますし、繰り返される暴力で妻は逃げる気力や機会をなくしてしまいます。
子どもがいる場合
モラハラを受けている妻は自分だけが我慢すればいいと考えているかもしれません。
しかし、子どもがいる場合は重大な悪影響を与えてしまいます。
モラハラがある環境で育った子どもは、それが当たり前だと感じ、周りの人に無視や暴言をはいたり、思いやりの持てない性格になってしまいます。
大切な子どもに自分と同じようなつらい思いをさせたくない場合は離婚を検討しましょう。
とにかく逃げたいと考えている場合
この場合は精神的に大きなストレスを抱えている状態です。
離婚は世間体が悪いし、離婚に向けて手続きなどが大変で一歩踏み出せないと筆者も感じていました。
しかし、その地獄のような環境で長期間生活していては鬱や、離れた後も一生PTSDに悩まされて生きていくことになってしまいます。
今は3組に1組は離婚している時代であり、離婚していても何の問題もありません。
今がとてもつらいのであれば、一刻も早く離婚してモラハラ夫から離れて自分を大切にしてあげましょう。
まとめ
ここまで、モラハラ夫と離婚すべきかどうかについてお伝えしました。
- モラハラ夫とは第三者を交えて話し合いをしましょう。
- モラハラを受けている妻は夫から自立することが必須です。
- 身体的暴力があったり、精神的にどうしようもなくつらい場合は離婚を考えましょう。
筆者は本当にモラハラ夫と離婚して、解放されて本当に良かったと思っています。
現在、モラハラを受けている方は、長期的なモラハラを受けることにより、自分は駄目な人間だと感じてしまっているかもしれません。
しかし、この記事を読んでいるということは、この状況をどうにか変えたいと考えているのではないでしょうか。
人生は1回限りですし、つらいのなら逃げても大丈夫です。
自分のことを大切にしてくれる人に囲まれながら楽しく生きていけるといいですね!
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