【看護学生さん必見】現役看護師が解説☆看護師の夜勤って実際どんな感じなの?夜勤のメリット・デメリット現場のリアルな声をお届けします!

nanaco
総合病院で働く看護師
新卒から10年以上、転職なしで総合病院に勤務するアラサー看護師のnanacoと申します。

看護師としての経験からぶっちゃけた仕事のリアル
モラハラ元夫との最低な結婚生活から脱却
現在の夫と仲良く過ごせるようにしている工夫

そんな筆者の経験をもとに皆様のために少しでもなるような記事を書いていきたいと思っております。

看護師の夜勤って何がそんなに大変なの?

患者さんも寝ているのだから、やることはないでしょ?なんで疑問に思っていませんか?

また、看護学生さんたちは、看護師になったときに夜勤ってどのように働くのか分からず不安ですよね。

看護師歴10年以上の筆者の経験から、看護師の夜勤の実際の動き方を解説してきたいと思います。

目次

夜勤の勤務体勢

看護師の勤務体制によって2交代制、3交代制があります。

2交代制は日勤と夜勤に分かれており、夜勤が16時間と長時間になることが特徴です。

また、変則2交代制というものもあり、夜勤の時間が短くなるように日勤とは別の勤務形態の勤務を追加したものです。

nanaco

ちなみに筆者はこの変則2交代制で働いています。

3交代制は日勤、深夜勤、準夜勤に分かれており、各8時間ごとの勤務になっています。

夜勤中の仕事内容

2交代制での夜勤業務の流れを説明していきます。

16時出勤
カルテから患者の情報収集
内服・点滴の準備
出勤時間内に患者の情報収集時間が含まれていないことが多く、始業前残業は当たり前です
17時日勤からの引き継ぎ
患者の観察
点滴実施
オムツ交換
ナースコール対応
血糖値の測定
日勤者が帰宅する前に不明点があれば確認しなければ、これ以降は夜勤者の少数で対応しなければいけません。
18時夕食の介助
配薬
口腔ケア
検査、手術の患者の対応
ナースコール対応
夕食時は自分で起きることのできない患者を起こしたり、食事を食べさせたり、薬を配ったりと一番バタバタします。
19時
20時
患者の観察
点滴実施
オムツ交換
ナースコール対応
日中に検査・手術の終わった医師から、急な追加の指示が入りやすいのがこの時間です。
21時消灯巡視
眠前の内服準備
オムツ交換
常備している薬や物品のチェック
点滴準備
ナースコール対応
夜間になると不穏になる高齢の患者は多いです
22時点滴実施
尿やドレーンの排液
看護師のご飯休憩
ナースコール対応
休憩中でも自分の受け持ち患者に何かあったり、緊急入院があれば対応しなければいけません
23時ナースコール対応
不穏の患者の対応
点滴準備
カルテの記載
0時巡視
オムツ交換
点滴実施
ナースコール対応
2時間ごとに寝たきりの患者のオムツを交換し、体勢を整えます。シーツまで汚れてしまった場合は交換に時間がかかり、巡視で1時間経過してしまうこともあります
1時カルテ記載
指示の確認
ナースコール対応
2時巡視
オムツ交換
ナースコール対応
3時仮眠急変や緊急入院などがあると休憩が取れないこともあります
4時巡視
オムツ交換
時間があけば、オンデマンドの学習をしたり、担当の委員会の仕事をこなします
5時点滴の準備
内服の準備
採血の準備
翌日の入院患者の準備
6時
7時
患者の観察
採血
血糖血の測定
点滴の実施
オムツ交換
尿やドレーンの排液
食事が来る前に終わらせなければならず、時間との戦いです。
8時朝食の介助
配薬
口腔ケア
ナースコール対応
夜間の状態を医師に報告
食事のときは、またバタバタします。
夜間の疲れと睡魔で限界を迎えそうです
9時日勤への引き継ぎ
カルテ記載
追加指示への対応
帰宅
日勤者からの指摘で、追加で医師に確認をとったり、インシデントが発覚したりします。そういうときは、残業確定となります

夜勤中はとにかくやることがたくさん。

また、看護師の人数も日中と比較すると少ないため一人ひとりの負担がとても大きくなります。

夜勤のメリット・デメリット

でもそんな大変な夜勤をどうしてやっているのか、疑問に思いますよね。

メリットとデメリットについてまとめました。

メリット

メリット
  • 夜勤手当がもらえる
  • 日中に時間が取れる
  • 日勤より落ち着いている時間がある

夜勤手当がもらえる

施設によって金額は異なりますが、1回ごとの夜勤で手当がもらえます。

nanaco

筆者は1回の夜勤で13000円の手当をもらっています。

看護師は高給取りのイメージがあるかもしれませんが、夜勤をやらないと給料はよくありません。

ですので、夜勤がつらくても、夜勤を続ける看護師が多いのでしょう。

日中に時間が取れる

夜勤前後はもちろん仮眠を取らないと体力が持ちません。

しかし、日中に時間が空きますので、お子さんと遊んだり、家事をこなしたり有効に時間を使うことができます。

日勤より落ち着いている時間がある

夜勤中に急変や緊急対応がなければ、比較的落ち着いているときもあります。

日中は日中で検査や手術、定期入院などでバタバタするため、夜勤の勤務を好む方もいます。

デメリット

デメリット
  • 責任が重い
  • 生活リズムが崩れる
  • 体がしんどい

責任が重い

夜勤は看護師に人数が少数になります。

急変時は少人数で乗り切らなければいけませんし、一人ひとりの受け持つ患者も多いため責任重大です。

また、頼れる人も少なく自分で判断しなければならなかったり、師長も不在となるため、スタッフの体調不良や家族対応なども行わなければいけません。

生活リズムが崩れる

夜勤で疲れて昼間に長時間寝てしまい、夜中に眠れない。

などとリズムが崩れがちになってしまいます。

体がしんどい

長時間、起きているだけでも体力が削られます。

それに加え、夜勤中はナースコールを少人数で対応する必要があり、2時間ごとのオムツ交換があります。

nanaco

夜勤が終わると、足はパンパン、腰も背中も限界・・・。

夜勤は本当に体力を消耗します。

まとめ

以上、看護師の夜勤のメリット・デメリットについて解説しました。

まとめ
  • 看護師の夜勤はとてもやることが多く、責任重大
  • 夜勤をすると手当がもらえたり、自分の成長する経験を積めたりします
  • 身体的に負担がかかるためケアが大切
あわせて読みたい
nanaco
総合病院で働く看護師
読んでくださってありがとうございました。

筆者は新卒から10年以上、転職なしで総合病院に勤務するアラサー看護師のnanacoです。看護師としてバリバリ働きたいというよりは、心健やかに穏やかに過ごしていければいいという考えで働いています。

これまでの看護師としての経験からぶっちゃけた仕事のリアルやモラハラ元夫との最低な結婚生活から脱却、モラハラ夫との辛い結婚生活の経験を活かし、現在の夫と仲良く過ごせるようにしている工夫など、そんな筆者の経験をもとに皆様のために少しでもなるような記事を書いていきたいと思っておりますので、ぜひ他の記事もご覧になっていただけると嬉しいです。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする


The reCAPTCHA verification period has expired. Please reload the page.

目次