【看護師を目指す方必見】実際の仕事のギャップについて現役看護師が解説

nanaco
総合病院で働く看護師
新卒から10年以上、転職なしで総合病院に勤務するアラサー看護師のnanacoと申します。

看護師としての経験からぶっちゃけた仕事のリアル
モラハラ元夫との最低な結婚生活から脱却
現在の夫と仲良く過ごせるようにしている工夫

そんな筆者の経験をもとに皆様のために少しでもなるような記事を書いていきたいと思っております。

看護師って白衣の天使なんて言われるけど、実際はどうなのか気になりますよね。

また、看護師ってドラマのイメージだと患者さんと優しく関わる姿が印象的だけど、実際に看護師の仕事ってどんな感じなのでしょうか?

今回は現在看護師である筆者が世間の看護師のイメージとのギャップについて解説していきます。

目次

世間の看護師のイメージ

まずは、看護師って世間からどのように思われているのでしょうか?

看護師のイメージ
  • 給料が高い
  • 性格がきつい
  • 仕事が忙しい
  • 患者さんに優しく寄り添ってくれる

給料が高い

厚生労働省によると、看護師の平均年収は約500万円、女性の平均年収は300万円ですので、確かに給料が高いと言えます。

しかし、看護師の給料の実際を見てみると、夜勤手当や残業代が付くため、給料が高くなっている現状があります。

ですので、一概に看護師だからといって給料が高いわけではなく、夜勤や残業をしている看護師は給料が高いということです。

nanaco

夜勤や残業手当がなければ大幅に給料ダウンしてしまいます。

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性格がきつい

看護師は患者さんに指導したり、患者さんの命に関わる現場で働いているため、気が強くなり、性格がきついというイメージを持っている方が多いかもしれません。

看護師は患者さんの急変に出くわしたり、医師にも臆することなく意見をしなくてはならず、看護師の経験年数が長くなっていくと、気が弱い人はいなくなっていきます。

しかし、実際は看護師の性格は十人十色であり、性格がきつい看護師もいれば、実際に天使のように優しい看護師もいれば、サボってばかりの看護師もいます

仕事が忙しい

看護師はいつもバタバタしていて忙しいイメージがありますよね。

大正解です。

仕事中はあれこれと多重業務を抱えながら、優先順位を常に考えながら必死で働いています

しかし、時期や患者さんの層により、検査が少なかったり、ナースコールがあまりない時もありますので、そのときは正直忙しさのピークが緩やかなときもあります。

そうはいっても、患者さんがいつ急変するかもしれませんし、いつ医師からの指示が入るのか分かりませんので、できるだけ急いで今できる仕事を終わらせようとバタバタ動き回っています。

後輩ナース

いつ急変や入院が起きてもいいようにまきで仕事をしています。

患者さんに優しく寄り添ってくれる

ドラマなどで、看護師が患者さんと関わり、ちょっとずつ信頼関係ができて感動的な場面があります。

実際は、看護師はシフト制で夜勤もあるため、患者さんは

おばあちゃん

毎回違う看護師さんが来てくれるのね。

という印象だと思います。

もちろん、精神的に介入が必要な患者さんには寄り添うように関わり、患者さんの希望がかなうと嬉しいという思いはあります。

しかし、実際に看護師になってみて

先輩ナース

〇〇さんの体拭きお願い。

後輩ナース

〇〇さんの点滴お願いできますか。

などと、名前も疾患名もよく分からないまま、仕事を任されることが多いと実感しました。

看護師の仕事の実際

筆者が看護師になったときに、看護師の仕事で意外だと感じたことについてご紹介します。

看護師の仕事の実際
  • 電子カルテへの入力が多い
  • 事務処理が多い
  • 研修や委員会がある

電子カルテへの入力が多い

筆者が看護師になる前、看護師は患者さんの採血をしたり、検温をしたり、患者さんと関わることが多いと思っていました。

しかし、実際には患者さんに関わるのは業務の半分以下の時間でした。

その理由として、電子カルテへの入力の項目の多さが挙げられます。

入院した患者さんには、入院時の記録や、入院前の生活の状況の入力、褥瘡の有無、栄養状態、転倒の危険性はないのか、認知機能は問題ないのかなど、15種類程度の項目を1つずつ入力してアセスメントをする必要があります。

入院のカルテへの入力をするだけで30分から1時間程度かかってしまいます。

また、入院中の患者さんへは、患者さんの状態の記録、状態の経過表、必要度、コスト入力、アセスメントのシートの再評価など、観察する時間より、観察したことをカルテの残すことの方が時間かかります。

後輩ナース

カルテへの入力が終わらないことが残業の要因となっています。

事務作業が多い

これもまた、看護師になってから実感しましたが、とにかく事務的な処理が多いです。

入院時、退院時、検査時は特に同意をもらう書類が多いですし、書類をもらったらスキャナーしたり、書類を振り分けたりする必要があります。

また、入院時に施設の案内を行ったり、面会に来た家族を部屋に案内したり、点滴を振り分けたりと事務作業もさまざまあります。

しかも、通常の看護業務と並行して行う必要があります。

nanaco

看護助手さんの手も借りながら事務作業もこなします。

研修や委員会がある

医療は日進月歩と言われており、1カ月に数個、強制で参加しなければいけない研修や勉強会があります

コロナの影響でオンラインでの研修も増えましたが、休みの日に残業代なしで、わざわざ参加しなければいけないことも多いです。

また、委員会の存在も世間にはあまり知られていませんが、看護師の大きな負担となっています。

委員会とは各部署からメンバーが選ばれ、議論したり勉強会を行い、その学びや決定事項を病棟に反映させる役割があります。

その委員会になると、その委員会に関わる内容を分析して、必要な取り組みを考え実践し、改善策を繰り返し取り組んでいく必要があります。

委員会を頑張ったからといって自分の給料には全く反映されません

先輩ナース

委員会の仕事が負担で看護師を辞めたくもなることがあります。

まとめ

以上、看護師の世間のイメージと看護師の実際でした。

まとめ
  • 看護師はイメージ通り忙しく体力を使う仕事
  • 看護師は夜勤や残業の手当がないとあまりお給料はもらえない
  • カルテ入力、事務作業、委員会の仕事など患者さんと関わらない仕事も多い
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nanaco
総合病院で働く看護師
読んでくださってありがとうございました。

筆者は新卒から10年以上、転職なしで総合病院に勤務するアラサー看護師のnanacoです。看護師としてバリバリ働きたいというよりは、心健やかに穏やかに過ごしていければいいという考えで働いています。

これまでの看護師としての経験からぶっちゃけた仕事のリアルやモラハラ元夫との最低な結婚生活から脱却、モラハラ夫との辛い結婚生活の経験を活かし、現在の夫と仲良く過ごせるようにしている工夫など、そんな筆者の経験をもとに皆様のために少しでもなるような記事を書いていきたいと思っておりますので、ぜひ他の記事もご覧になっていただけると嬉しいです。
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